学校司書をしながらアートボード、黒板アート、ウッドマスコット制作、出張おやこワークショップをしているAcoです。
夢は東京の中でも1番子育てしやすいと言われている東大和市で、大人も子供も自由にものづくりが出来て美味しい手作りスイーツでお茶ができるスタヂオを作ることです。
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こんにちは。
今日はザボン、文旦、の中でも晩白柚(ばんぺいゆ)というボールのように大きな柑橘類最大!の皮のワタを使った砂糖漬け郷土菓子「ザボン漬け」なるものを、ゆる〜く楽しみたいと思います。
ザボンの実自体は、酸っぱすぎもせず、とても剥きやすく、ひとふさでみかん一個分くらいの果肉量があるかも!というくらいボリュームのある柑橘です。
九州で主に栽培されており、晩白柚との初めての出会いは温泉でした。湯の中に無数に浮かんでいた巨大な黄色いボールのようなみかんに友達と大ウケしていました。
果肉と外皮の間の白いワタが、ものすごく残るので、おやつにもお酒にも合うというザボン漬けを作ってみました。
見た目は、本来のザボン漬けとかけ離れちゃったのですが、
ジャムにする事なく、後引く食感を楽しむ事が出来たのでお伝えします。
材料はザボンのワタと砂糖だけ!まずは皮をむきます
わかりにくいですが、とにかくすっごく大きいんです!!
結構、大きめの一口サイズに切ります。
湯通しすぎないのがポイント!しすぎると身が崩れます
そして、ジャム作りと同様にえぐみを取るために湯通しします。
一度沸騰させたら、茹でこぼして、水に一晩つけます。
ジャム作りの時のように、親の仇のように何度も湯通しすると(一晩置いた後もプラス一回湯通ししてしまった私)、砂糖で煮た時に再び加熱するので形が崩れてしまいます。
ジャムは透明になるまでですが、ザボンは白いくらいで湯通しと水洗い終了が良さそうです。
同量の砂糖を豪快にまぶして、軽〜く絞ったザボンのワタと煮ます
珍しく、ザボンのワタを計り、同じgだけ砂糖を入れました。
絞られすぎたザボン。
ザラメが投入されました。多分煮るのに時間がかかったのはそのせいもあるので、何の砂糖でもいいと思います。
少し絞られたザボンがぐんぐん砂糖を吸っていくのですが、あーこれ
柔らかすぎるなぁ。
そうです、失敗です。
でも一日干したらこのグズグズ感なんとかなるのかなぁ。
失敗してもOK!干せば干すほど美味しくなる!
一応レシピだと、半日干して砂糖をまぶして出来上がりのようですが、
あまりにも型くずれしているのでさらに干し続けることにーー
1日目…やわらかい…味はとっても美味しい。砂糖なんだけど。
2日目…やわらかい
3日目…少しづつ水分が飛んでいる?
そんなこんなで1週間くらい 、毎日ひっくり返しながら、味見していました。
ちなみに、味はものすごく美味しくて、息子曰く「デラ甘だね♪」、(完成品を食べた)お義母さん曰く「甘すぎなくていいね」、どっちだかわかんないけど、とにかく、甘いのですが甘すぎなくて後引く味と食感なのです。
日をおくにつれ、周りが白く結晶化されてサクサクしてきて、中がしっとりとグミのように自然な弾力が残っていて、もう、毎日つまんでいました。
もはやドライフルーツです。
で、砂糖は最終的にまぶさない方が美味しくできました。
まぶしたものも作ったのですが、ガッチガチに固くなったのと味がダイレクトに砂糖でイマイチだったので、砂糖の代わりに煮魚煮る時に使いました。えぐみはないので大丈夫です。
この琥珀色のザボン漬けがすごーく美味しかったので、
また失敗してもひたすら干せばいい事がわかりました。
日本茶にも紅茶にもコーヒーにも合いました。
息子は最後のザボン漬けを私が食べてしまったので残念がっていました。
こんな感じで失敗してもリカバリーできますので、
皆さんもザボンを食される機会がありましたら、ワタも使ってみてくださいね。
ありがとうございました。