ママとじかん

子育て辛いから公務員辞めた!1億捨てても親子時間が大事

2018年9月17日

2015年から2016年の間に亡くなられた102人の妊産婦さんの原因の1位が自殺だと、国立成育医療センターのチームが発表したそうです。

半数が35歳以上で、65%が初産だったとのこと。

産後うつへのケアが本当に必要なことを痛感させます。

残された赤ちゃんや家族はかけがえのない家庭の太陽を失って、想像できないくらい辛い日々と思います。

また、立て続けにおこる乳幼児への虐待の報道にも心が痛みます。

そのような悲しい事が起こる現実の中、産前産後、育児中、あたり前のように生命の営みを繋げてきた、お母さん方は本当に偉大だと思います。

私も人生で1番、苦しかったのは、二児の育児と正職員で仕事をしていた3年前でした。

これまで自分の思い通りに生きてきた人間が、初めて自分の思い通りにならない育児の葛藤&身体へのダメージ&仕事への不満の蓄積という壁にぶち当たり、完全に参っていたのです。

息子が自分に懐いてくれなくて悲しかった復職1年目

第一子のモクが産まれた時、人生でこれ以上の幸せはない!と本当に光に満ち溢れた毎日でした。

もともと自分の母親のように専業主婦になりたかったので、産休直前まで10時まで仕事をしていた激務職場にはすぐには戻る気がせず、3年育休を取りたいと思っていました。しかし上司から1年で戻って欲しいと懇願され、保育園に預け復帰することに。

激務職場からは異動できたものの、3日に1度はお熱コールで呼び出しがあり、帰ると元気。昼寝は3ヶ月以降一度もしない子でした。

しかも保育園に預けてからはモクは私に懐かず、辛い辛いお迎えの日々。帰りたいのに、保育園で1時間以上ねばって大騒ぎ。最終的には泣き叫ぶ我が子を抱えたり、引きずって帰りました。

仕事自体はゆとりがあったので今しかないと、第二子のタマを授かり、また産育休。言葉が話せるようになったモクとのコミュニケーションは楽しく、私もアンパンマンパンやメロンパンを焼いてあげたりする余裕がありました。旅行にも沢山行きました。

産後もモクは概ね妹のタマに優しくしてくれましたが、それまでママに淡白だったのが一変、ママの奪い合いが始まりました。

1人と2人では大違い。ノー熟睡で悪夢も見ない4年間

復帰後1番辛かったのが、やはり朝。

寝起きの悪い兄妹達は1時間はママに甘える時間が必要で、泣き叫び私を取り合う兄妹をなだめ、ゆっくりさんのモクを何とか間に合わせて保育園に連れて行く事でした。

食事は朝も夜も私のひざに乗った1歳のタマと3歳のモクにそれぞれ鳥のお母さんのように食べさせていました。(保育園では自分で食べられるのに)

衣服の着脱、排泄、お風呂、基本移動は抱っこ、靴の脱ぎ履き、夜中の悪夢号泣不安対応、とにかく全て「ママママママ」で1歳児が2人いる感じでした。ちなみに、夜泣きや授乳で夜中は必ず3度は起こされましたので6時間続けて寝られたのは第一子出産から5年目のことでした。これは、初期更年期が被っていたら流石に辛いと思います。

今は保育園で2歳時に「靴を自分ではいて!早くして!」と怒っているお母さんを見ると(「無理です。4歳でも6歳でも甘えますよ。ただママの愛情を確かめたいだけなんですよ。」)と思えるのですが、ママだって母親3年生、イライラしますよね、わかります。

愛しているのにうまくいかない…毎晩反省と涙の日々

また、モクはこだわりが強く、自分の思い通りにいかないと次の行動に移れないところがあり(かなり緩和しましたが)、せっかちで大雑把な私には(頭ではわかっていても)受け止めきれず、我慢していても最後はいつも怒鳴って泣かせていました。

手が出ること、ひどい事を言うこともあり、毎日が自己嫌悪で「こんなに愛しているのにどうしてうまくいかないのだろう」と毎晩子どもと添い寝しながら泣いていました。

一方、仕事も、一般的にみたら恵まれた、働きやすいであろう職場も私にとっては苦手な「単調さ」「正確さ」「いかにも行政的」「誰でも代替可能」なことを続けなければいけないのが苦痛でした。

それが仕事・働くということ、と夫には言われましたし、世間(日本社会)の考え方なのかもしれませんが、私はやりたい事をして幸せに生きたいし、そういう人がいる事を色んな本を読んで知っていたので、「もうこの働き方はやめたい!」という結論に達しました。

イヤな事を我慢して、時間に追われているから、本当は楽しいはずの育児が楽しくないのだ!と本能的に感じていたのです。

だって育休中は本当に幸せでしたし、モクのこだわりにもゆっくりさんにも対応できてましたから。何より自分は子どもが大好きで遊ぶのも上手なはずなのに…という悔しさもあり。

1億数千万を捨てて幸せな人生を手に入れる

結婚してから夫に何度となくささやいてきた「仕事やめたい」病、夫のお母さんは定年までがっつり働きながら3人の子ども達を立派に育てあげられた方なので、夫にわかってもらうのはほんとーに大変でした。

同様に自分の両親からの「公務員はやめるな」というプレッシャーというか要請を拒みきったのもすごい疲労でした。(母親には大変申し訳なかったと思います。心労で体調を崩させてしまいました。)

でも「(育児が)大変なのは今だけだから(がんばって)!」という言葉ほど、ママをげんなりさせる言葉はないと思います。

それよりも「(完璧な母親なんてどこにもいない)ママはいるだけでいいんだから、今やりたいこと、好きなことをしていいんだよ!」といいたい。

なぜそう思ったかというと…。

その頃、同じようにパパになったばかりの友人が突然の病で亡くなり、彼のお子さんの成長を見れない無念さを思うと私は悲しくて悔しくてしょうがありませんでした。

いつか死ぬ、というのは、もしかしたらそんな遠くないことになる事もあるんだ。と自分の命の限りを実感したのです。

「今この瞬間、この子たちが人生で1番親の愛情が大切な時期に、自分も子どももこれ以上傷ついて最悪の事態になるくらいならば、勤め続けて得られる生涯賃金1億数千万なんて何の役にも立たない。」

そう思いました。

最終的には、私には好きなことをやらせておいた方が子ども達にも好影響だと、夫も両親も諦めつつ理解をしてくれて、公務員をやめました。

ただ1つ、モクとタマがお友達と楽しく生活している保育園生活を、ママの都合で辞めてはいけない、という事で、12月末付で幸せに退職した私は新年早々、保育園を続けられる勤務時間を満たす仕事を探しはじめたのです。

そして嬉々として元旦明けから就活を始めて、1月中早々に採用をいただくことになります(この後もまだ続くのでまた他の記事で)。

子どもに無償で愛されているのはママの方。ママが楽しく生きれば全てが解決する

でも、とにかくこの時の心の声に従った決断が間違ってなかったと、今もずーっと思っています。

今のお仕事が大好きなお母さんやフルタイムで充分働き切れるし、子どもにも満足いく接し方ができている、スーパーママさんもいっぱいいると思うのですが、やはり、同じ保育園のお母さん方を見ても、色々な事情でパートにシフトチェンジされてる方が割といます。

それでも保育園を辞めさせられないのは、もしかしたら都内では珍しいのかもしれませんが、全ての自治体で、そうなるべきだと思います。

一流企業では、育児に専念するための退職後、またキャリア復帰できる仕組みを取っている所もあります。

今後は、正社員を辞めて子育てがひと段落ついた後に再就職しても低賃金のパートしかないから辞められない、という状況は無くしていくべきだと思います。

賛否両論あると思いますが、私は苦しみながら働き子育てするよりも、楽しく働いて子育てする人生を選びました。

(その働き方自由度を保証するためにも家のローンや学費の問題は、結婚時からマネープランを立てておく事は必要です。)

これから10年、子育てを満喫しながら、人生第3期のために夢で生計をたてる準備をしています。

私たちママが日本の働き方の常識を変えていけるんじゃないかと思っています。

今、育児と仕事の重圧に耐えかねて、働き方を変えようと思っている方、その気持ちを応援します。

積立貯金の額は減るかもしれませんが、自分の時間を買って、子どもとの幸せな毎日を過ごすことは何物にもかえがたい価値があります。

「自分が正社員で働き続ける必要が本当にあるのか」

「その(パートになると保育園を追い出されるような)土地に住み続ける必要が本当にあるのか」

「その仕事は育児と両立したいほど好きな仕事と言えるのか」

もし、どれか1つでも「あれ?」と思うなら、後悔する前に考えて見てもいい大事なことだと思います。

いつもそのままのあなたを1番応援して、愛してくれているのは子どもたちです。

その子どもたちの1番の幸せはママが楽しく生きてくれている事なのです。

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