気になっていた本ではあったのですが、立ち読みして思った以上に引き込まれたので買ってしまいました。
環境や貧困、人口などの社会問題に少しでも関心がある人、
またはテレビの情報に日々心を痛めたり不安にさせられてしまう人におすすめします。
まず最初に13問の問題(女子教育年数とか乳幼児死亡率、世界の人口比率などに関する三択)があるのですが、
もう、それが恥ずかしいぐらいに間違えていて!
私の不勉強もありますが、医師会や金融機関、ノーベル賞受賞者など
あらゆる高学歴で知識人とされている人々が当てずっぽうのお猿さん以下の正解率なのです。
それは何故か?
10の人間本能に基づく社会の数字的事実の誤認識のせいなのだそうですが、
本当に面白くて、お風呂で半身浴しながら線引いて本気で読んじゃいます。
楽観主義、ではなく世界を正しく捉える力がないと
今後の地球に、自分の人生に、空回りの努力をしそうですよ。
これは全世代に読んで欲しいけど、とりわけ60代、30代、10代に。
当時は正しくても今では誤った世界の見方をしている世代、
その人達に学んだままデータのアップデートが正しく出来ていない世代、
そもそも生きている間嫌なニュースにさらされ、さらには将来の重圧まで担わされそうな今の若い人たち。
是非是非^_^良い本です!
校長先生も面白かった!とおっしゃってました。
教育関係者こそ、読んでほしい。