春は新しいことを始めるのにぴったりの季節。
心機一転、新しいスキルを身につけたり、今までやろうと思ってやってこなかったことを改めてやってみようと思ったり。
新年の志が、寒い季節に心も体もくじけて負けてしまった人も、暖かい季節になりもう一度チャレンジする人もいますよね。
私も新年度と言うことでこのサイトの一層の充実にむけて、2年越しのチャレンジを今しているところです。
チャレンジをしないよりもチャレンジをする人生の方が後悔をしないと思って。
(キンコン西野さんの近大卒業式の講演にかなり感動しますので、聴いたことのない人はぜひ見てみてくださいね。)
でも母親や夫から言われるように、もともと私は飽きやすい性格のようです。
そんな私ですが今まで仕事や育児をしながらファイナンシャル・プランナーや保育士、小学校英語指導者などあらゆる資格試験に3ヶ月から半年の勉強の継続を繰り返して結果を出してきました。
どんなに忙しくて時間がなくて物事が続かない性格でも、続けるためのノウハウさえ手に入れれば、結果的に目標達成できるのです。
あなたも新しいチャレンジを成功させるために続けるためのコツをつかみませんか。
この記事でわかること
・人間は人間は本来変わることが難しい生き物
・結果をすぐに求めないで継続を目的にすると良い
・継続するための仕組み作りのコツ
Contents
人が変われないのは自分自身を守るため。進化の過程の自己防衛本能だから。
あなたは今の洞窟での生活が不自由なく生きていけるとしたら、洞窟から出ようとしますか?
もしくは、ディズニーのモアナのように、筏で海を超えて行こうとするタイプでしょうか。
モアナを知らない方へちょっと説明。
父親の代替りで島の首長になったモアナ。
島の生活が徐々に悪化していく原因を突き止めるため、
また、海への本能的な好奇心に突き動かされ、「サンゴ礁の先に行ってはならない」という掟を破り筏で海を越えようとします。
果たして海の先にはどんな未来が。
この歌が大好きでいつも勇気をもらいます。
(どこまでも ~How Far I’ll Go~|モアナと伝説の海主題歌)
日本語 https://youtu.be/75tZrqDVr98
英語版 https://youtu.be/cPAbx5kgCJo
おそらく多くの人はやらない道を選ぶと思います。
実際モアナの島の人々は海の怪物の伝説を信じ、生け簀の魚やココナッツの不作という、じわじわとした危機が迫っていたにも関わらず、
モアナの父親はじめ誰も今海に出ようとはしませんでした。
今の問題のない状態、居心地のいい世界(コンフォートゾーン)に居続けられるように遺伝子レベルで変化を嫌うのです。
それをホメオスタシス(恒常性)といいます。
恒常性が強く働き、コンフォートゾーンから出ない生き物なので、基本的に差し迫って命や生活に支障がない限りは新しいことを身に付けられないのです。
よくありますよね、
英語をだらだら勉強するより、外資系の仕事についてしまうとか周りに日本語が通じない環境に自分を置くことで、結果的に早く習得できる。
それは、コミュニケーションできないことが生活をおびやかしたり、命の危険に直結するため必死で変わるからです。
だから、新しいことをはじめようと思っても、命に危険がなければ、明日今日と変わらず生きていければ私たちは何も変わる必要がないのです。
今の損得勘定で判断せず続けることができたらご褒美を自分にあげよう
そんな本能的に変化を嫌う私たちはその時何を考えているか。
つまり新しい決意をしたにも関わらず、今日はサボっちゃおっかなぁ、やっぱやめよっかなぁと思う理由はなんでしょうか。
理由は簡単、つまらないから。変化が怖いから。頑張った度に望む目的に近づかないから。
頑張った労力が目に見えるかたちで現れないから。
例えば大好きなお菓子を我慢したけれどその瞬間に体重が500グラム減る事はない。
毎朝早く起きて10分間ストレッチや体操したけれどその瞬間にウェストが5センチ縮むわけではないから。
私たちはかけた労力に対してものすごくシビアなのです。
意志力=メンタルポイント(RPGでいうところの魔法のMPマジックポイント)と体力(HPヒットポイント)をものすごく消費したのに効果が見えない。
敵を倒しても(タスクをこなしても)経験値が数値として現れないし、お金にもならない。
意思の力でがんばって何かに取り組んだ割に、それに対する報酬がない。
その新しい取り組みや習慣化したいことをやるたびに、何か目に見える成果やご褒美がないからです。
それを乗り越えればもしかしたらいいことがあるのかもしれないけれど。
私たちはもともと動物なので将来を見越して行動する事はなかなか難しいのです。
すぐに結果が見えないので私たちは続けることが楽しくなくなってしまう。
一方で、人がSNSにハマるのは、自分が何か投稿したり、反応をするとそれに対してリアクションが返ってくるから。
リアクションという情報が報酬なのです。
では、自分に報酬を与え続けるためにはどうしたらいいか。
1ページ英単語を覚える度にTOEICの点数が10点上がることは確定できませんが、
今日も1ページを終わらせた記録自体をご褒美にしましょう。手段自体を目標化する。
ちなみに「目的」は最終的に目指すもの、「目標」は目前のこなしたい指標、目的までの通過点です。
ここでいう「手段」はその目標をこなすための日々のタスクですね。
本当は英語をマスターするのが目標でそのために英単語を覚えているけど、
今日、英単語1ページを読んだ事自体で目標達成!とする。
今の私ならグーグルアドセンスに受かることが当面の目標。
ブログ記事を100記事あげることが手段だけど、1記事かければ今日は自分を褒める。
そのように自分を認められれば継続できます。
具体的にはこんなやり方があります。
1.毎日こなす度に褒める方法
【自分で黙々とやりたいタイプ】
頑張ったことを記録に残すこと 手帳にシールを貼るとか、TODOリストにチェック
【仲間と一緒に頑張りたいタイプ】
Instagramやみんチャレ - 三日坊主防止アプリでお互いに継続していることを確認
2.一定期間継続できたら褒める方法
ご褒美の種類は目的がさらに高まるようなものにする。
例えばダイエットだったら1ヶ月できたなら、サイズの小さいお洋服を買う。
英語学習だったらもっといいヘッドホンを買う。
仕事のスキルアップが目的なら新しいノートPCを購入するなど。
2のご褒美は、物の方が頑張った成果を常に視覚的に確認できて継続のモチベーションが
あがります。レベルが上がるごとに新しい装備を身につけられる勇者のように。
このご褒美が、ダイエット目的なのにおいしいスイーツだったり、英語をマスターしたいのに素敵なインテリアを買ってしまったりすると、その一瞬はとても嬉しいのですが習慣化の目的が薄らいでしまいます。
習慣化とは、変化と気づかせないくらいに簡単にできる仕組み作り
最後にもう一つ重要なコツをお伝えします。
今あなたの取り組みたいことは、おそらく面倒くさいことだと思います。
面倒くさいことだけど、やったほうがいい。
面倒くさいことだけど、今日も続けられたからご褒美。
さて、その面倒くさいことが習慣化、継続するのが苦じゃなくなるまでに何日かかると思いますか。
21日や66日、色々な説があります。
ちなみにダイエットで成功しても1年間はキープしないとやせ脳(食欲セーブできるホルモンが定着しない)にならないということ。つまり、体を変えるくらいの大きな変化には1年の継続が必要なんです。
取り組むジャンルや心身への影響度により違うのです。そもそも習慣化したい!というくらいなら、一生続けるべきことなので日数をあてにしない。
○○日しか続けられないことなら、恐らくやらないほうがいいのかもしれません。
じゃあ、動物がしなくて人間がする、もう当たり前のように習慣化してることは何でしょうか。例えば1つあげるとするなら、私たちは毎日お風呂に入るし、歯を磨きます。
それによって得られる、健康維持や病気の予防が本来の目的だとは思いますが、
毎回歯を磨きながら、あぁ歯周病予防してるな。
長生きしたときにも歯磨きして丈夫な歯にしていれば、美味しく物が食べられるな、
などと思いながら歯磨きしないですよね。もう無意識にしている。
それが本当の習慣化なのです。ということは何か考えるまでもなく、やってのけられるくらい体に染み付かせたほうがいいようです。
つまり、物事を長く続けるには簡単な仕組みづくりが必要です。
新しいことをする時は特に新しいことを簡単に習慣化する仕組みづくりが肝になってきます。
継続は力なりといいますが、継続するのが辛いんですよね。
ならすでに継続しているものにトッピングしてしまいましょうよ。
私たちの弱い意志を行動に駆り立てる、超楽だしやってもいいかな、
やらないと気持ち悪いなと思えるくらいの仕組み。
そのヒントは、何か必ずしないければいけない事とセットにすること。
いわゆる「ながら」です。
するとすでに身についている習慣が、新しい習慣をする際の起動ボタンになりスムーズに取り組めます。
例えばダイエットの脚痩せなら歯磨きをしながらつま先立ちを繰り返す。
英語なら、トイレにテキストを置いておいて、トイレに行く度に1ページでも読んでおく。
すると1日3回から6回位は行くでしょうから少なくとも3ページは進みます。
365日続けられれば1000ページ以上の学習ができます。
本を読みたい人や情報収集がしたい人は洗い物しながらお気に入りのpodcastやYouTubeを聴いたりできますよね。
無意識にでもできるような組み合わせをまず考えてみましょう。
手を動かすときに耳も動かす。
体動かすときに口を動かす。
そんなふうに体の全ての機能を使うと私たちはマルチタスクを行うことができます。
注意して欲しいのが英語を聴きながら子供と会話をするのはあまりオススメしません。
聴くなら集中して早朝や夜家事をしながらとか。
(骨伝導ヘッドホンはとってもすぐれものです。耳が塞がらないので、痛くならないし、いきなり話しかけられたときや遠くの部屋で呼ばれたときにきちんと対応できます。)
また、洗い物をしながらメールを打つなども集中力のオンとオフが何度も行われて非常に効率が悪い。
つまり同じ感覚器は使わないで、それぞれに平行可能なことを組み合わせる。
かく言う私はトレンドと分析力と発想力をインプットする習慣をつけたいから、朝洗濯物を干しながら、
勝間和代さん勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTubeや
西野亮廣さん西野亮廣エンタメ研究所ラジオ【公式】の
新着YouTubeを骨伝導イヤホンで聴いています。
日中は、毎日5,000字の記事をアップしていこうと思っていますので(結構辛い)、思いついた時にスマホの音声入力をするようにしています。思いついたときが起動ボタンで、音声で記事を書く。
トイレでALLINONEALL IN ONE (英語総合学習) 公式サイトを読む。
夜は子どもが寝たあと自宅のアトリエに行く、が起動ボタンでレッグマジックレッグマジックX LGM-AMXX【正規品】 | Shop Japan(ショップジャパン) | レッグスライダー
しながら記事を作成。
続けられるようにしています。
まとめ
・自分が求める未来であってもそのための変化を嫌うのは人間の本能
・取り組みの成果ではなく取り組んだ事自体を今あげられるご褒美にする
・すでに無意識で習慣化されていることに新しく継続したいことをくっつける
【結論】続けられない人は人間の変化を嫌う抵抗力を知り、弱すぎる意志力を逆手にとろう
この記事を読んだあなたはただがむしゃらに努力をすることがないでしょう。
また、継続できなかったときに自己嫌悪に陥ることもありません。
変化してないようなレベルでの仕組みづくりとご褒美の設定で、ぜひ洞窟の先の未知の世界や海の向こうのあなたが求める理想のあなたに出会いにいきましょう。
この記事にたどり着いた時点で、あなたはもう、新しい道を進むしかないのだから。