こんにちはAcoです。
オキナワに恋して早10年、ほぼ産前以外は毎年沖縄旅行させていただいています。
今日は順不同ですが、
うちにある沖縄関係の本をご紹介します。
観光情報よりも、よりディープにオキナワとナイチャーである自分を深堀りしたい、
なぜこんなにも惹かれてしまうのか考察したい人にオススメの本が多めです。
Contents
沖縄を愛しすぎた社会学者のほとんど比較文化ポエム 岸政彦『はじめての沖縄』
中学生以上すべての人に!をキャッチフレーズに新曜社が復刊した「よりみちパン!セ」シリーズ第一弾。
沖縄と日本の間の境界線について悩む筆者は、
20年以上通い、カメラで路地裏を取りながら、インタビューや調査している社会学者。
もはや沖縄を知りたいばかりに、沖縄に近づきたいばかりに、片思いの独り言っぽくなっちゃっている一人目。
チビチリガマ事件、辺野古の抗議活動などにひそむねじれた沖縄問題についても現地の視点から語っています。
結構もう沖縄にハマっている人なら「この人もそうとう重症だ…」と共感しながら読めます。
モノクロですが写真も多めでよりリアルな観光ではない沖縄を感じられます。
50年前の沖縄と本当の岡本太郎を知りたい人に『沖縄文化論-忘れられた日本』
「太陽の塔」や「芸術は爆発だ」に代表されるようなダイナミックな感覚主義的岡本像が覆される初版1972年の著作。
パリで哲学・社会学・民俗学を専攻していて、芸術に関しても非常に緻密で理論的アプローチをとっていた人とはつゆ知らず。
青山の岡本太郎記念館に何度も行っていたのに、恥ずかしい。
併設カフェのアップルパイ目当てだったのがばればれ。
さておき、こちらも沖縄に魅せられて、琉球舞踊や久高島の聖域に持論を展開する。
命のぎりぎりの生活のなかにある神性な美しさ、自然及び過酷な歴史に翻弄されてきた土地ならではの独自の島民性。
最終的には「文化史」自体が西洋からの借り物の価値観だと結語に説く。
今では隠れリゾートである沖縄本島以外の島々が、いかに昔ぎりっぎりの生活を強いられていたか知ることが出来ました。
そして岡本太郎すらドキドキおろおろさせる、沖縄の魅力。
毎日出版文化賞受賞の名著、だそうです。たしかに名著。BOOKOFFで買ったけど、私は売らない。
ちょっと息抜き!子連れ旅行のお供になるオススメ2冊
ちょっと小難しい文化論がつづいたので、
旅行前のリサーチ&小さいから持っていくにもオススメの2冊を紹介します。
地球の歩き方🉐BOOKS 沖縄ランキング&🉐テクニック!
一冊目は観光スポットや食事どころ、お土産が参考になりました。
台湾精進料理の金壺食堂は、ご主人が優しかった。
お店には灰谷健次郎さん直筆の『太陽の子』のサインらしきものがあったんだけど、おきなわ亭のモデルだったのかしら!と超興奮。
この本だけだと地図がわかりにくいので、マップとセットでチェックをつけましょう。
別冊porte 沖縄で子どもと一緒に遊べる一冊コドモット
そして、今回大活躍の沖縄の公園マップ!
沖縄って、ドライブしながらも思っていたけど、市立公園のクオリティが高すぎなんです。
遊具とかロケーションとか最高だから絶対近くの公園探してみてほしいです。
ついでに行ったら1時間以上楽しめるくらい、アスレチックとか可愛くて大規模です。
こちらのサイトから買いました! というか、空港で買い逃して、ここでしか買えなかった。
旅行後も沖縄を感じたい!ずっと沖縄に浸りたいなら三線と琉球布を知ろう
三線を買うところから、沖縄・宮古・八重山の民謡を意味から理解して三線の弾き語りができる本はこちら
紅型、久米島紬、琉球藍、琉球絣などなど、薩摩藩や江戸だけでなく中国冊封使への朝貢にも使われていた貴重な布の物語。
全部読み終えていないのですが、大事に大事にしています。
法曹キャリアも定年後は沖縄にぞっこん ゆたかはじめ『もうひとつの沖縄文化』
東京高裁長官を定官後、移住27年のゆたか先生が
地元市民大学の名物講座をエッセイにまとめたものです。
今回紹介する本の中では最も新しく、2020年1月発行。
今までやや、こむずかしめの文化論が続いたのですが、これは最も読みやすい!
Aランチ、千円ステーキ、ポーク玉子など沖縄フード好きなら知っているキーワードが
109のテーマになって見開きで読み終えるエッセイになっています。
もちろん、食べ物ばかりではありませんが、文化・交通(筋金入りの鉄ちゃんなのに沖縄に移住)・地域情報
など、へぇ〜と言う話がいっぱいで楽しいです。
琉球新報ストアなら他にも興味のある沖縄本がいっぱい買えるみたいです!
楽天はメーカー取寄せ、Amazonは新品がとんでもない値段になっていました。
新しい沖縄本がほしい時は迷わず旅行中に即買いがオススメ
ネットで変える本は限られていたり、割高になったり、後で探すとなかなか見つからない。
那覇空港で待つ間に、空港内のコンビニの本棚には沖縄の地域雑誌や文化論、植物マップなど豊富なので、
ジャケ買いすることをおすすめします。
また次に沖縄に行くときの楽しみにもなります。
ではでは、学校司書といいながら、本の記事の少ないAcoの偏愛BOOKSでした!!
みなさんお元気でお過ごしください。