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そもそもNISAって何だっけ?
2014年から始まり、毎年120万円まで非課税投資枠が追加されるNISA(金融庁サイトにとびます)。
非課税投資総額は600万円までなので、本気で株や投資信託で儲けたい!
という人には物足りないかもしれませんが、
子育てママのおこずかいを作るためには、
初心者であっても日々の節約や銀行預金などの利息に比べたら信じられないほどの利率の良さです。

もはや、手数料は高いし利息はほぼないしで目減りする銀行の預貯金だけに
全財産を預けて置くなんてもったいない。
ローリスク・ローリターンでいいのでちょっと「投資」を経験してみたい。
でも失敗して借金とか負いたくない(よほど変な投資詐欺に騙されない限り大丈夫です。)
そんな不安と興味に揺れ動くママの気持ちを、
ゆるくNISAを続けて9年目のAcoが、後押しする記事です。
追記 2024年から新NISAが始まり、現在とは非課税枠などの制度が変わるようなのでご注意ください。
本記事は現行NISAについての記事です。
きっかけはFP2級取得。お金は働くのが好き!流通するからこその価値
私がNISAを始めたきっかけは、
長男が生まれる前にファイナンシャルプランナー2級を取ったことでした。
※FPと略される、資産運用のアドバイスを行える資格。
金融資産運用・保険・不動産・税金・相続などの勉強をしました。
(参考記事 【2022年】FP3級おすすめテキストと合格おまけ情報 )
そこで人生で初めて、
お金を貯める・使うだけでなく、「働かす」という概念を学び、
生活の中の余裕資金(大事です)を、社会勉強としてNISAで運用することにしました。
株や投資にまったく今まで接点のない方も、
せっかく資本主義社会の中で生きているので、一度はチャレンジしてみてもいいと思います。
と言うのは、もう、私達の老後資金は自分たちでどうにかするしかないので、
受け身な経済活動では生きていけないと思うからです。
さらに、時間もない、体も1つしかない、心も家族や仕事に専念したい。
そんなママにこそ、お金に働いてもらい、
お金が有用に社会で巡る事でそのお礼(っていっていいかな?)として
分配金や売却益を得られる仕組みを作っておく。
金融について学ぶことが、
今後の人生のリスクヘッジとしてものすごく重要なのではないかと思うのです。
とはいえ、大金を投資に投じることなく、
まずは少額から勉強でき、それなりにお小遣いになるのが
NISA制度の嬉しいところです。
リスクが怖いという人!自分で許容できる範囲で投資すれば大丈夫
普通に株を買ったり、投資信託をする分には、
自分が投資した金額以上に損したり、知らない間に借金したりはしないので、安心してください。
とても単純な例を上げると、
10万円分株を買って、売ろうと思った時に5万円に下がったら5万円は確かに損するし、
銀行に預けるより大きな金額が失われますが、
なんだか知らない間に100万円借金背負ったりとか、ないです。
しかも株価が下がった時に焦って売ろうとしないで、待てば大丈夫。
株価が下がったとしても、売るときまでに配当金や株主優待でトントン以上になっていたら、
恐らくそんなに損はしません。
というより、私たちはプロのトレーダーではないので、頻繁に売買しなくていいのです。
勿論私も、一つの会社の株がとても下がってしまい、どうにも上がる気配がないため、
売却したことが1度だけありますが、後述するように、
他の株や投資信託で利益を出していれば、運用し始めたときよりも減ってしまう、
ということは今の所起きていません。
小学生の算数レベルでできる単純すぎる私のNISA必勝法
FP2級
資格を持っており、株式投資の基本は習ったのですが
はっきりいって素人が株を買うのに、
タイミングなんてほとんどわかんないんです。
プロだってそうです。
なので、
-
配当金がある(ほうが良い)
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株主優待がある(ほうが良い)
-
現在の株価位置(上場来高値と低値と当該年度の最高値と最低値をチェック)
-
利益が増えていて借金はない(ような気がする)
こんな感じで最初は買うんです。
(10年で2億稼いだ個人投資家方の説と一緒でしたよ。あー良かった)
もし株価が下がっても一定期間持っていて、
1の配当金と2株主優待を合わせた金額が、値下がり分を上回っていればいいじゃん。というように。
株価の動向を記した四季報や日経を読み込んだり、
ローソク足とかPER(株価収益率)とか意識しなくても、
小学生でも思いつくような以下の方法で永遠に殖やせる。
例えば、独身時代の貯金を投資用にした私のケース。
100万円→120万円になったら20万円だけおこずかいにして、
再び100万円を別銘柄に再投資、
また100万円→110万円になったら10万円だけおこずかいにして
再度100万円を投資。
初期投資額(2014年当時は100万円でした)を何度も何度も使いまわして
銀行預金利息では、気の遠くなるような年月預けてもいただけない様な額を毎年得られるわけです。
ちなみに、100万円まとめて同じようなものに投資はしないです。
日本(なるべく別分野にばらけさす)、海外(欧米系とアジア系とか分ける)に分散投資する。
そのことはよく、「同じかごにすべての卵を入れない」などと言われるリスクヘッジの方法です。
そして、いろんな世の中の流れで株価が下落しても慌てて売らない。
そう、止まない雨はないのだから。
どうしてもいらない株は、買った値段に戻った頃、または他の株の利益で相殺されるような時に売ります。
(売買手数料がかかってはいるのですが、ネット証券では微々たる金額です。)
それでも配当金と株主優待ですでに銀行預金の何万倍も得している状態です。
そして、買っていても負けていても売ろうと決めたときは
2,3日の値動きの多少は気にせず、ばっと売買する。
勝っている状態でしか、売らないのだから、負ける(損する)わけないですよね。
NISAの投資金額に対して、毎日や数日ごとに確認しているとそれこそ時間の損なので、
半年か四半期に一度くらい様子をみればいいのです。
でも、非課税枠や非課税期間はあるから、あんまり大掛かりに売買したり、数年放置しちゃう人は気をつけてね!
バフェット程ではなくとも、じっくり待って、すっぱり売る
ウォーレンバフェットさんは、
その手の本を読むと必ずでて来る投資の神様みたいな人なのですが、
他人の評価はあまり気にせず、
自分が応援したい会社の株を数十年単位で持ちつづけ、
莫大な利益を何回も得た方だそうです。
利益が出るまでなんて、いつまで待てばいいかわからないし、
かといってしょっちゅう株価なんて見ていられないし…
そんな方のために、今のネット証券は良く出来ています。
私も最近気づいたのですが
(それまでは何となく半年ごとくらいに値動きを見ていた→このくらいでもOK)、
売りたいくらいの高値に到達した時にお知らせメールが届くのです。
なので、このくらいのおこずかいが欲しいなぁと思ったら、
その金額を得るために必要な売値を逆算して、メール通知設定をしておくと、
普通に生活しているある日、持ち株が値上げしたときに通知が来るんですね。
そこですかさず売り、「もっと上がるかも!」なんてあまり欲をかかないのがポイントです。
そもそも自分が汗水たらして得たお金でもないし、NISAでの投資額なんてたかが知れていますからね。
学校でお金の勉強をしてこなかった私達が刮目する本
最後に私が影響を受けた作家橘玲さんの著作を掲載します。
随分前に読んだので、どれが一番オススメか忘れてしまったのですが、
投資信託もとても参考になります。
また、持ち家か賃貸か、保険はどうするかの問題もスパッと解決してくれますので、
いずれか1冊図書館などで読んでみて、
気に入ったら手元においても良いと思います。
歯に衣着せぬ物言いが逆に優しさを感じさせる作家さんです。
お金の本に抵抗ない方は、まず黄金の羽根シリーズを1冊。
あからさまな題名に借りるのに抵抗がある方は『知的幸福の技術』。
小説が好きな人はマネーロンダリング。
そして投資の具体的なコツなど。
最近は経済評論家の勝間さんが自分の中で再燃焼していて、
ずっと前から提唱されているドルコスト平均法、
という不況や売買タイミングに一切悩まされたくない人の投資法を
併用しています。
読書もいいけど、手っ取り早く講座や相談を受けて刺激を受けたい!
行動したい!という方には働く女性のための無料マネーセミナーなどもいいかもしれません。
おまけ 9年目の今はほとんどの個別株・外貨建て商品はやめてつみたて投信に
今までは、ドル建ての投資もしていたのですが、
昨年ライフプラン上、大きなお金が必要になりました。
そこで、株のような売買タイミングで損をするリスク、そしてすぐに現金化できない状態が
望ましくなかったので、今までの投資のスタイルを大きく変えました。
現在は個別株は1つだけ。あまり値動きは芳しくないのですが、
生活インフラなのでなくなることのない&配当金が一定額あるものと、
つみたて投信(毎月数千円からつみたてて購入していく投資信託)×3種類の
の2本立てにしました。※100円から積立可能でした

だいぶ売買する機会や値動きへの不安のない形にチェンジしました。
NISAは私のような初心者でも大きな失敗もなく、
配当金や株主優待、そして値上がり益で日々の生活が
ちょっとうれしくなる程度には儲けられる制度なので、
まだの方はとりあえず橘さんや勝間さんの本を読み、
ネット証券に新規登録してみてはいかがでしょうか。
今日もお読みいただきありがとうございました!